アイドルの妹

27話 ページ29

すいかたちは2年生に進級しました。

いちご「進級おめでとうすいか」

すいか「お姉ちゃんはこの時、アメリカだったんだよね?」

いちご「そうだよ?」

すいか「アメリカのアイカツってやっぱすごいの?」

いちご「気になる?」

すいか「ずっとね考えてたんだ。スターライトクイーンカップが終わって、2年生になって後輩ができてさ、今のままでいいのかなって」

いちご「私はね、あおいや蘭と一緒にこれからもアイカツしていきたい。美月さんを超えたいって思ってた。そんな時かえでちゃんに出会ってアメリカのアイカツの話聞いたんだ。いっぱいいっぱい考えて、お母さんとか天羽さんとかにもたくさん相談してね、アメリカに行くことにしたんだ。たった１年だったけどね、私にとって充実したアイカツを送れたかな?」

すいか「今すぐアメリカ行きたいわけじゃないんだ。あかりやひなきちゃん、すみれちゃん、じゅりちゃんともっともっと熱くアイカツしていきたい。でもね、今の私はお姉ちゃんの後を追ってるだけなんだ、だから自分のアイカツ見つけたくて、アメリカに行ったらなにか見つかるかもと思ったから」

いちご「うん、うん!私からしたらね、すいかはもう立派なアイドルだよ。この前のスターライトクイーンカップではおとめちゃんやさくらちゃんに負けたかもしれないけど、私には1番輝いて見えた。ずっと待ってるすいかが私の横に立てるようになるまで」

すいか「うん!」


あおい「すいかなんだったの？」

いちご「自分のアイカツがわかんなくなったんだって」

蘭「すいかはいちごの妹っていう目で見られがちだからな」

いちご「それはすいかも言ってた!でも私とすいかは違うと思うんだよね」

あおい「確かにいちごとすいかは違う。似た匂いだけどね?」

いちご「アイドルの匂い?」

蘭「オーラのことだよな?」

あおい「そうそう。いちごはお花の匂いなんだけどすいかはお花なんだけど黄色っぽいお花」

蘭「確かに」

いちご「つまり似てるけど違うってこと?」

あおい「そう!」

蘭「すいかが自分の輝きがいちごと違うってことに気づけるといいな」

あおい「見守ろ」

いちご「そうだね」

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