入れ替わってすき。【stxxx】 (ページ9)

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＿＿莉犬

赤「ど、どうぞ...」

意を決して扉を開けると、真っ先にころちゃんがぎゅっと俺の手を握った。

青「るぅと君が開けてくれるの珍しいね。嬉しい」

にぱって眩しい笑顔にきゅうんと胸が熱くなる。
いいな、るぅと君はこんなにもころちゃんから愛されて。

いや、それをるぅと君に直接言うなんてことはしないけどさ。

桃「...るぅと。今誰かといた？」

赤「えっ！？」

ギクッと僅かに反応したのがいけなかった。さとみ君もころちゃんも笑顔を無くして、俺を見つめる。

青「るぅと君、僕たちの約束断ってほかの子と遊んでたんだぁ」

赤「あっ、いや、それは」

焦っている俺を横目に見てさとみ君が突然靴を脱いで部屋に入り込む。

赤「あっ、まってさとみく、」

ど、どうしよ...。ごめんるぅちゃん！！！

心の中で最大限に誤って、慌てて彼を追いかける。

すると、リビングの方でさとみ君が立ち止まって安心したようにホッと一息ついた。

桃「よかった...莉犬か」

黄「あはは...さとみ君おはよ」

るぅと君も敬語を取っ払ってニコリと笑顔を作る。

青「莉犬君、遊んでたとこ悪いけど今日るぅと君借りてくね」

あとから入ってきたころちゃんが俺の手を握ってるぅと君にそう言う。

まぁころちゃんからしたら俺に向かって言ってるんだけど。

るぅと君は一瞬俺の方を向いてこくりと頷く。

黄「はぁい。了解。楽しんできてねるぅちゃん！」

にやぁと笑う彼。やっぱり相当な腹黒だ。