入れ替わってすき。【stxxx】 (ページ8)

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＿＿莉犬

ピロン

スマホから着信音が聞こえてまたるぅと君か？と思いながらゲームをやめてlineを開く。

赤(黄)「...え」

青『るぅと君今日暇？』

桃『ゲームするべ。ころん家で』

ゲーム上手い組、と書かれたlineグループからの着信だった。

正直、行きたい。

赤「...けど、俺が行っても邪魔だよね」

2人が求めてるのはるぅと君であって、俺じゃないんだから。

黄『すみません。作業があるので』

俺もこうやって断られたことがあるしるぅと君の口調は大体把握済みだもんね。俺。
ニシシと笑って2人に返事を送信する。

やっぱり、相棒だもん。るぅと君も大事だから。

抜け駆けなんてダメだよ。

ピンポーン

黄「莉犬！僕です」

ドアの向こうから俺の声が聞こえてはぁいと言いながらるぅと君を招き入れる。

赤「...るぅと君、さっきねころちゃん達から連絡が、」

黄「莉犬！それより、なんでジェル君と遊ぶ約束してたの教えてくれなかったんですか？僕、めちゃくちゃ焦って...敬語で話しちゃいましたし、俺じゃなくて僕って言いそうになりました」

あ、

赤「やっば。普通に忘れてた！」

るぅと君がむぅと頬を膨らませてこちらを軽く睨む。

黄「僕なら、ジェル君との約束忘れたことないですよ」

赤「そりゃあ、るぅと君はジェル君が好きだし」

黄「それもそっか...で、ころちゃん達から連絡ってなんですか？ゲームのお誘いなら断ってもらって...」

赤「うん。さっき断った」

そう言うとるぅと君はポカンと口を開けて俺を見つめる。

間抜けな顔...って言っても俺の顔なんだけどww

赤「そんなに意外だった？俺がさとちゃんところちゃんの誘い断るの」

含み笑いでそう意地悪するとるぅと君は一瞬気まずそうに眼を逸らした。

黄「だって、莉犬は本当に2人が好きだし。僕と違って本気だもん」

るぅと君がちょっと苦しそうに呟くからなんだか申し訳なくなってくる。

いいんだよ、

るぅと君も本気になっていいんだよ。

ピンポーン

突然のチャイム音に俺とるぅと君は顔を見合わせる。

桃「るぅと、いる？」

青「絶対いるから。作業って噓でしょ。出てきてよ」

赤「る、るぅと君、どうしよ...」

そう言って振り返るとるぅと君、否俺の顔がるぅと君によって歪められていた。

黄「...莉犬、こうなった二人は面倒だから出るしかない」

うぐ、役立たずっ！