無口な私と同じクラスの彼【桃】 (ページ7)

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駿佑Side

俺は恭平と藤原さんが付き合うまでと分かれるまでの話を聞くことになった。

丈「いろいろあって、今はお互い付き合ってた雰囲気ない感じではなしてると思うんやけど、それも理由あるで。入学式なんやけど…」

てかなんで丈くんが知ってんねん。馴れ初めを。

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ASide

「うわぁ緊張やわ…」

入学式当日。友達もおらんような学校に入学した私は緊張してた。

？「あの！」

「え？」

目の前に現れたのは顔面整い過ぎで、高身長の男の子だった。

恭「こんにちは！あ、？おはようございます…？初めましてか！高橋恭平でっす！これ落としましたよ！」

渡されたのはお兄ちゃんからもらった大事なハンカチやった。

「え！これ！落としとるって気づかんかった！！ありがとうございます！！」

恭「いえいえ！何組っすか？」

「私は2組です！」

恭「え！俺も2組！！」

見事に高橋くんも同じだったらしく、入学式終了後は一緒に教室まで向かった。

恭「てか、タメにしよ！」

「うん！そやね！」

恭「好きなことってなんなん？」

「んー寝ること？ゲームしたり。あ、バスケ好きやからバスケ部入るつもりー！」

恭「え！俺も好きなことゲームとバスケ！！！」

高橋くんとは意気投合してそこから仲良くなった。

「恭平！今日家くる？」

恭「えー、Aの家汚いんよなぁ笑」

「じゃあ来んくてええわ！！」

恭「ちょ、うそうそ！！行かせてください！」

「よろしい。」

呼び捨てで呼び合う中になったり。一緒にバスケしたり。そんなこんなしていると、
恭平に恋が芽生えた。

恭「なんで下向いとるんー？」

なんて顔覗き込まれるから顔真っ赤になるし、日に日に好きが増していく。
そんなある日。家で恭平とゲームしてたときやった。

恭「なぁ」

「んー？」

恭「俺のことどう思ってんの？」

「え、？そ、それは仲いい男友、達？てきな！あ、はは」

恭「そっか。俺は好きやで。」

「え？」

恭「俺、Aのこと好き。」

「あ、え、」

恭「あー、返事は！また今度でええよ！考えといて！！じゃ！」

って玄関に向かうから袖を掴んで

恭「え？」

「わざわざ考えんくても答え出てる」

恭「…」

「好きやで。恭平が」

恭「え、ほんま？！」

「おん！これからよろしく！」

恭「よろしく！」

これが付き合うまでの話。