伝えれないこの気持ち。【桃】 (ページ12)

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みっちーと和解して一ヶ月後の帰り道。

いつも以上にるんるんな駿佑。

…これはなんかあったな。

「駿佑」

駿「んー？どないしたんっ！」

「なんでそんな今日テンション高いん？」

謙「あ、それ俺も思ってた」

恭「どないしたん？」

そうすると駿佑がよくぞ聞いてくれました！みたいな顔して。

駿「どーしよっかなぁ！言っちゃおうかな！」

「溜めんでええから」

駿「えっと、俺彼女出来ました…！」

「「「え？！」」」

「彼女って、千歳ちゃん、？」

駿「実は、、！」

え…？もう言葉が出なかった。

謙「お前抜け駆けずるいってぇ！」

恭「先に彼女作ってんちゃうぞ！」

みんながわいわい言う中私は無言で下を向くことしか出来なかった。

謙「みっちーやばいて！なぁA！」

え、私？

「は、はは笑そうやな笑」

デジャヴ。

諦めたつもりやったのに諦めきれてなかった。

諦めたと心のなかで思ってたのにこんなにも悲しくて辛いなんて。

「ごめん！先帰るな」

恭「…」

謙「こっからがおもろいんに」

恭「あ、俺も用事思い出したからはよ帰らんと。」

駿「恭平も？！」

恭「よっし。A。ダッシュで帰るで。」

「え、あ、うん」

ほんとにダッシュで帰って家につくと、

恭「俺ん家よってかん？」

「え、用事…」

恭「ええから！」

「おじゃましまーす、」

恭「…単刀直入に聞く。お前みっちー好きやろ。」

「え、え、え？！」

なんで分かんねん！

恭「図星か。」

「誰にも言わんといて。」

恭「分かってるわ。てかそのことでちょっと。」

「なに？」

恭「俺、ずっと好きやった。」

「え、、」

恭「人の失恋に漬け込むみたいで嫌やけど、俺にせん、？」

恭平が、私のことを好き、、。

恭平も気になってたから嬉しいけど、駿佑の気持ちが残ってるし…

「で、でもまだ…」

恭「ええから！それでも。それでもええから、、。隣にいさせてほしい。俺を利用して？」

私、わがままになってもいいんかな。

恭平に甘えたくなった。

「お願いします、、」

恭「まじか、ありがとう笑」