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-ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ-
鳴り響く目覚ましをとめ部屋のカーテンを開ける。
眩しい光が部屋全体に入り込み朝が来たのだと
知らされる。
「ん〜！！！」
光を浴びながら私は大きく伸びをした。
ぼーっと黄昏れる時間はなく
バタバタと準備を済ませると一加の待つ交差点
へと急いだ。
「一加！おはよ！」
『おはよ〜』
「ねぇきいて！昨日ね、岸先輩に放課後時間ある
か？って聞かれたのに廉との約束忘れてて…
結局なんのことかわかんなかったの！！」
『永瀬？なんの用事あったの？』
「廉の妹ちゃんの誕生日プレゼント選びに付き合ってた。」
『あいつ案外かわいいとこあんだね。』
そういえば廉は学校でみんなからドS王子と言われている。
私と話してて少しでも廉が笑うとクラスの女の子達は騒ぎだす。
いつも廉くんとなんの話してるの？なんて聞かれるのはしょっちゅうで
くだらない話をしてる事を伝えると かわいい！
ギャップ！ とかなんとかでまたそれがいいらしい。
私には全然わかんないけど。
「……って！今廉はどうでもよくて！岸先輩の話だから！！」
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作者名：みるく | 作成日時：2019年9月3日 15時
