sweet time -Yuta.K- (ページ14)

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岸side ページ14

(やらかした…。

完全に俺はやらかした…。)

Aちゃんと別れ、とぼとぼと体育館に行く。

そこにはシュート練習をしてる勝利がいた。

「しょーーーーりーーーーーー！！」

俺は叫びながら勝利に飛びつく。

『なんだよ！気持ち悪いなあ』

相変わらずつめたい。

だけどそんな事は気にならないくらい
俺は心に傷をおっていた。

「あのさあ、、、気になってた子とやっと話すきっかけできてそのノリで今の俺ならいける！と思って

バスケの練習見にこないか誘おうと思ったのね？

でも用事思い出したみたいで走って帰っちゃったんだよね…。

俺、めちゃめちゃダサくない？！
カッコ悪くない？！」

『うん。大丈夫だよ。優太がダサいのって今に始まったことじゃないし。』

なんてシュート打ちながらサラッと言う彼。

「おい！今の俺はめちゃめちゃデリケートなんだぞ？！

何気ない冷たい言葉が胸に突き刺さんだよ！！」

『うそうそ(笑)

その子、本当に用事あったんじゃないの？』

勝利は打ったボールを拾いながら俺に問いかける。

「確かに…。あの感じ本気で焦ってた。」

『だったら全然大丈夫じゃん。

次見に来てくれた時かっこいい姿見せればいいんだよ』

「…！！そっか！！

勝利に相談して良かった！

俺、めちゃめちゃ練習する！！！！」

俺は勝利に負けるかとシュート練習を始めることにした。

.

勝利side

(優太って本当単純なんだよなあ(笑)

またそこが憎めないんだけどね。

優太にはその気になってる子とうまくいってほしいって思ってる

なんて本人に言ったら確実にうるさいから言わないけど。(笑) )

必死に練習してる優太をみながら俺はそんなことを考えていた。