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「ごめん!遅れた!!」


?『おい、何分またせんねん』
柱に寄りかかりこちらを見る彼。


「すっかり忘れてた。」


『おう………いや、忘れとったんかい!!!!』


今日もいちいちうるさいこの男は私の幼なじみ
永瀬廉。


両親が関西人で昔ちょっとだけ住んでた事もあって
関西弁がぬけないらしい。


神様のいたずらなのかなんなのか、


小学生の頃から一緒で


高校も同じで


なんならクラスまで同じだ。


「あ、つい本音が…。
でもちゃんと思い出したし!」


得意げに言う私に


『いやそこ威張るとこちゃうやろ…』


またなんか言ってるなぁーと私は聞き流す。


いつものことだ。


そうそう。私達は今、駅前のショッピングモールに来ている。


というのは廉の妹ちゃんがもう少しで誕生日。


化粧品をあげようと思ったものの何がいいのか全然分からず、一緒に選んでほしいとお願いされたのだ。


「あ、この新作のリップかわいい…」


『試してみればいーじゃん』


そう廉に促されるまま試してみる。


(かわいい…でもいま手持ち少ないし…
また今度にしよっと。)


『買わへんの?』


「うん。また今度にする!
あ、ねぇ!この色とか妹ちゃん似合いそうじゃない?!」



たくさん見て回って
無事誕生日プレゼントを買うことができた。

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設定タグ:岸優太 , 佐藤勝利 , 永瀬廉   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みるく | 作成日時:2019年9月3日 15時

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