岸side ページ18
-食堂-
なんかうまく勝利に騙された?気もするけど
嬉しそうに売店に並ぶ食べ物を決める勝利を見ると
まあいいかなんて思ってしまう。
あーーー。Aちゃんいねぇかなー、
ポケットに両手をつっこみ、少し背伸びをしながら
周りを見渡す。
すると人混みの中に焦げ茶色の髪をなびかせた女の子が見えた。
え?!ん?幻覚???
俺は慌てて自分のほっぺをつねってみる。
「いてぇ…。」
…や、やべー!じゃあ現実じゃん!!!
俺は慌ててポテトを頬張る勝利に駆け寄る。
「しょーり!現実!!ほんとにAちゃん居たんだけど!」
『まじ?良かったじゃん。行ってきなよ。』
「え?なんで?勝利も行くに決まってんじゃん」
『え?俺も?』
「たっりめーだろ!親友の一大事!」
そう言うと俺はポテトを1つ口へと頬張り、勝利の腕を引っ張るとずんずんと歩き出す。
『あ、ちょ、おい優太!』
勝利が居なきゃ恥ずかしくてAちゃん誘えねぇし。
許してくれ!勝利!!
そう心の中で思うのだった。
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作者名:みるく | 作成日時:2019年9月3日 15時