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それは、突然のことだった
先生が、連れていかれた。
先生は私の本当の親みたいな存在だった
あの日、私を拾ってくれた日から本当の家族みたいなみんなとの居場所をくれて
空っぽだった私にまた生きる目的を与えてくれた
そんな大切な人が……
その日からみんなは先生を取り戻すために攘夷戦争へと足を踏み入れた
戦、戦の毎日
たくさんの血が流れ、たくさんの人が死んでいった
大好きな先生を奪われて楽しかった毎日はもうない
それが辛くて悲しくて……
でも、みんなはその手で人を殺し、戦い続けてる
私なんかよりもっともっと辛いはず
戦場に出れない私はいつもみんなの帰りを待って、ケガの手当やご飯を作っていた
守られてばかりの私だから、笑顔だけは絶やさないように心がけていた
少しでもみんなに元気をわけられるように
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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時