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銀時side
あのガキのせいであーん、し損ねたからその約束を忘れんなと念を押すと
みるみる顔を赤らめるA
まったく、からかいがいがあるってもんだ
俺のドS心を揺すぶるぜ
まァ、今日は疲れたしこれくらいにしといてやろう
2人で夕日に染まる帰り道を並んで歩く
Aとコウが2人で楽しそうに手を繋いでいたのを思い出す
…………コイツに、家族ができたらこんな感じなのだろうか
Aに似た可愛い子供と幸せそうに笑い合っているのだろうか
その隣にいるのは……一体誰だろう
きっとそれは俺じゃない
俺にそれは務まらない
Aのことだ
きっと俺なんかの何億倍もいい男と恋に落ち、家庭を築くのだろう
そこに俺がいなくとも、それでコイツが幸せなら俺はそれでいい。
だか、その時が来るまではAの幸せは俺がつくる
それだけは許して欲しい
満足そうに歩くAの横顔を見ながら
誓う
もう、絶てぇ泣かせたりなんかしねェよ
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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時