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着いたのは静かな小川の土手
2人でそこに腰を下ろす
シーーーーーーーン
き、気まずい
そんな空気を破ったのは銀ちゃんだった
銀時「_____今までどこにいた」
その言葉に喉が詰まる
勝手に黙ってみんなの元を離れたんだ
怒ってるに決まってる
貴方「………」
銀時「誰も…お前のことを、怒っちゃァいねぇーよ
ただ……ただすげぇー心配だったんだ」
そう言って私と目を合わせた銀ちゃんの顔は
とても辛そうだった
貴方「お、怒ってないの?…
勝手にみんなを置いて出ていって
1番苦しい時にそばにいなかったのにっ…」
フワッ
またお日様の匂いに包まれる
どこかで期待していた私がいた
自分勝手でワガママな私だけど
きっと彼は全部呑み込んで、また私を迎えてくれるんじゃないか、
許してくれるんじゃないかって
怒って私の事なんてほっといてくれてもいいはずなのに
やっぱり彼は彼のままだった
とても優しくて心地いい
銀時「ったりめぇーだろ
怒ってなんかいねぇーよ
無事でよかった。____おかえりA」
貴方「っ、銀ちゃん…!
__________ただいまっ」
体を離して涙を流しながらも満面の笑みでそう返した
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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時