誰？ ページ27
☆your side☆
レイ「どこまで行くんだよ。」
つかんだ腕を放して振り返った
A「もうここに来ないで。渡すお金もない。」
レイ「俺がどうなっても良いんだな？」
A「無い物は渡せないし、どうにもならないのよ。」
レイ「いつもみたいに前借すれば良いだろ？」
A「・・・・。」
いまにも首元をつかまれそうな勢いで凄んでくるレイに、怖じ気そうになりながらも真っ直ぐ見つめた
レイ「何だよ。俺に消えて欲しいのか？」
A「もう私には何もしてあげられない。」
レイ「俺に言ったこと忘れたのか？」
A「それは・・・。」
レイ「わかったよ。今日は早く帰って来いよ。」
引き下がったレイにそれ以上は言えなかった
☆サクヤ side☆
サクヤ「誰ですか？」
師匠「ちょっと込み入った事情があってな。心配だから、見てきてくれるかい？」
サクヤ「はい。」
ハル「あの子はいつまで尽くすつもりなんだろうね。」
師匠「あぁ。引きはがしてやりたいがな。」
尽くすって彼氏とか？
お店の裏口から出てAさんを探した
少し先で二人で話しているのが見えた
恋人の雰囲気は微塵も感じなかった
近づいて行くと男性が気付きAさんに何か言いながら去って行った
☆your side☆
足早にレイが去っていき、見えなくなると全身の力が抜けてしまった
その場に座りかけた時に、フッと体が持ち上げられた
サクヤ「大丈夫ですか？」
A「あ、サクヤ君。」
サクヤ「さっきの人は一体？」
A「ちょっとね。」
サクヤ「そうですか。年下で頼りないかもしれないけれど、何か話したかったら聞きますから。」
A「ありがと。」
サクヤ君の腕を振りほどき、お店に向かって歩き出した
一体これからどうして良いのか
相談したい思いはあっても、どう話して良いのか分からなかった
A「すみませんでした。」
師匠「大丈夫なのかい？」
A「何とか。」
ハル「私がビシッと言ってあげようか？」
A「いや、私が解決しないといけないことですから。」
師匠「そうだな。でも第三者を入れるのも時には必要だぞ。」
A「はい。」
♪♪♪〜
お店の電話が鳴りだした
師匠「サクヤ君、出てくれるかい？」
サクヤ「はい。」
師匠「今日はもう良いから、帰りなさい。」
A「でも・・。」
師匠「鏡を見て来なさい。苦しそうな顔で接客するものじゃない。」
A「はい。」
レイの待つ家に帰る気にはなれなかった
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まっちー(プロフ) - のんさん» お返事遅くなりましたp(´⌒｀q)読みに来てくれてたんですね(o^∀^o)ありがとうございます(^∀^)ノメンバー同士の会話が一番頭に浮かびやすくて、主人公ほったらかしなんて事もしばしば…まだ終わらせるには遠いですが、マイペースに頑張ってます(≧∇≦) (2013年6月3日 23時) (携帯から) (
レス) id: b9e95d6ae4 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どうもw「好きな人には〜」作者の”のん”です!!遅くなりましたがここまで読ませていただきました♪いいですねぇw私もこれくらいの話しの進み方が好きです!!主人公との会話も好きだけどメンバー同士の会話とかもめっちゃリアルでいい!!また続き読ませていただきます♪ (2013年6月2日 0時) (レス) id: 845d23ec0b (このIDを非表示/違反報告)
まっちー(プロフ) - 袮架さん» あはははo(｀▽´)o運命ですよ(≧∇≦) (2013年4月8日 22時) (携帯から) (レス) id: b9e95d6ae4 (このIDを非表示/違反報告)
まっちー(プロフ) - １８禁を外したら名前出るようになりました。 (2013年1月29日 17時) (レス) id: eeaf666545 (このIDを非表示/違反報告)
希天使(プロフ) - 村民非表示でっせ(*^^*)多分、ソンミナなら表示されるはず (2012年10月24日 18時) (レス) id: 0e36d471f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちー | 作者ホームページ：http://twitter.com/#!/machie_ponta
作成日時：2012年5月9日 15時
