今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:27,673 hit
小｜中｜大
46 ページ21
翔にいは部屋で仕事があるらしく、私も一人で部屋にいた。
そしたら、アイツからメールが来た。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
From.二宮 和也
To.櫻井 A
件名 無題
今日暇？
暇なら連絡ちょーだい
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
連絡するべきなのかな…
私、かずの事は出逢ったときから好きだった。
でも好きの意味が違う。あくまで友達として。
それが、私の単なる紛らしの為だけにかずが代わりの相手になってるって、分かってる。それくらい。
どうすればいいんだろう
正直に言った方がいいよね、たぶん。
ごめんなさい、和也。そしてありがとう。大好きです。
私は１通のメールに、全てを込めた。
だけど……
流石に
『翔にいが好き』とは、
ましてや
『担任がお兄ちゃん』だなんて
書けなかった…
暫く経って、スマホが震えた。
返信が来たらしい。
分かった
……和也らしいな
ごめんね、ありがとう
翔
「Aー」
A
「んー？」
翔
「おやつ食べよーぜー」
A
「…はーい！」
明日からまた、和也とやっていけるかな
不安だな
でもまあ、大丈夫か
忘れよう
良かった、すぐに気付けて
和也を傷付けずに済んだ気がする
まさかあんな展開になるなんて、
当時の自分は知りもしないで…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：明音 | 作成日時：2016年10月19日 19時
