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和也
「お待たせー！」
潤
「ったくおせぇよ、お前トイレに何分掛かってんだよ」
和也
「それだけじゃないよ〜」
潤
「なんだよ、言えよ〜」
和也
「聞きたい？」
潤
「……あ、ああ」
和也
「知りたい？？」
潤
「…ああ」ｲﾗ
和也
「教えて欲しい？？？」
潤
「…ああ！」ｲﾗｲﾗ
和也
「………」
潤
「………」ｲﾗｲﾗｲﾗｯ
和也
「……どうしよっかな〜っ♪」
潤
「早く言えよ!!!?」
和也
「ああ分かった分かった、言うから…」
潤
「何を見っけたんだよ」
和也
「…櫻井センセーとAが教室で二人で喋ってた」
潤
「……え？」
和也
「あ、ごめん、Ｊには日本語通じなかったか？(笑)」
潤
「そういう『え？』じゃねぇよ！(笑)」
和也
「じゃあどういう『え？』だよ」
潤
「いや、まだ数日も経ってないのに、早いなぁって…」
和也
「そう！そこだよ君！」
潤
「うぇぇ!?」
和也
「まだ俺らと櫻井センセーが出会ってから4時間くらいしか経ってない」
潤
「ああ」
和也
「しかも新米教師だから、以前、先生と生徒として知っていた可能性はまずない」
潤
「そうだな」
和也
「ということは、あれほど仲が良くて息ぴったしなのは不自然だ」
潤
「そう、なのか？」
和也
「あくまで初対面ですって感じだからこそ、それを隠していると捉える事も出来るしな」
潤
「あー確かに…」
和也
「まあそういう事だ」
潤
「…どういう事だ？」
和也
「んーだからつまり…」
潤
「つまり??」
和也
「二人の間になんかしらの関係があるって事！」
潤
「関係…」
和也
「そう例えば…」
潤
「付き合ってる、とか？」
和也
「可能性はあるな」
潤
「マジかよ」
和也
「いや、わかんねぇよ？ホントに偶然かもしんないし」
潤
「……確かめようぜ」
和也
「は？」
潤
「ここまで来たら知りたくてしょうがねぇ」
和也
「賛成！」
潤
「この予感、早く解決してぇな」
和也
「焦っちゃダメだろ」
潤
「分かってるって」
和也
「静かに、秘かに、綿密に、な？」
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作者名：明音 | 作成日時：2016年10月19日 19時
