39/予感 ページ14
どーも、俺です、二宮です。
今、トイレから出てきたら、
目の前の教室からAが出てきました。
急いで隠れて、よし出ようって思ったら、
今度はなんと担任が……つまり櫻井センセーなんだけど
なんか出てきて、
怪しい。
兎に角怪しい。
和也
「せーんせっ」
翔
「お、おう…二宮か」
和也
「何話してたんすか、Aと」
翔
「あーいや、それは……」
和也
「言えないんだ」
翔
「…まあ、な」
和也
「別にいいっすけど」
翔
「ああいいんだ」
和也
「知った所で俺には何の得もないからね」
翔
「そうだな、俺にも教える意味がない」
和也
「取り敢えず、仲が良いって事は収穫出来たんで」
翔
「な、なんだよ、それ」
和也
「あ、動揺してる、分かりやすいなぁ」
翔
「うるせえ、動揺なんかしてねーよ」
和也
「ふーん」
翔
「……何考えてんだ」
和也
「それ聞いたとこで教えてくれると思います？」
翔
「…思わないな」
和也
「色々偶然ですよね」
翔
「今度は何がだよ」
和也
「苗字の一致と息の合い加減」
翔
「………」
和也
「まあ、偶然でしょうな」
翔
「ああ、偶然だよ、多分」
和也
「因みに聞きますけど、センセー何型？」
翔
「A型」
和也
「へぇ、じゃあ相性いいわな、色々」
翔
「ど、どういう意味だよ」
和也
「AはO型。O型女子とA型男子の相性は、確かカップルとかキスの相性が一位ですよ」
翔
「う、うるさいっ」
はっはー
からかってみたら、このセンセー面白い(笑)
そして………
やっぱり予感がする。
怪しい…
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作者名：明音 | 作成日時：2016年10月19日 19時
