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「どうしてそんなこと聞いたの？」
エルについて聞いてきたことがどうしても気になってしまったから、思い切って聞いてみた。
するとブラピは、私を横目で見て数秒固まり、口を開いた。
「…オレの知り合いの名前がそれだったから。」
目が泳いでいる。
嘘を言っているに違いない。
そもそも、エルイダという名前がピンポイントで出てきたことが不可解だ。
エルについて、何かを思い出したのか、それとも何かを知ったのか。
「本当のことを言ってほしい。」
「だから、知り合いが同じエルイダって名前なんだよ。」
「その知り合いってどんな人なの？」
少し困ったような表情を浮かべた。
私の方をしばらくじっと見つめると、外方を向いた。
「オレの…生きる意味を持つ存在だ…多分。」
「何それ。」
「生憎記憶が曖昧だから、本当にそうだったかはわからないが。」
名前ははっきり覚えていて、どんな人だったかは定かではないなんて、都合の良い言い訳にしか聞こえない。
だけど、私がいくら問い詰めても、ブラピはきっと本当のことを教えてくれない。
このまま話していてもきりがないから、何も言わずにブラピから離れようとした。
すると、左腕を力強く掴まれて強引に引っ張られた。
「痛い…」
「どこに行く気だ。」
呆れたような顔をしている。
「あなたから離れた場所。」
「オレはお前を護っていたんだろ。離れたら護れねぇよ。」
あんなに私を鬱陶しがっていたのに。
もしかして、本当は記憶が完全に回復したの？
そうだとしたら、もう絶対に離れない。
また無茶なことをしないように、私もブラピを護る。
「ンで、今までオレはお前にどう接していたんだ？」
「どうって…」
正直、話し方や無愛想な所は今と変わらない。
記憶を失くしたことで変わってしまったのは、きっとブラピの考え方。
以前の彼が何をどう考えていたのかは、私にはわからない。
「今と変わらない。」
「何だそれ。」
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•:*+.ユミ.+*:• - 夢主の、本名がわかった途端、鳥肌が立ちました‼️これから、どうやって物語が進んでいくのか、楽しみです😆😍 (2021年12月5日 23時) (
レス) @page35 id: d5a0a5071d (このIDを非表示/違反報告)
きういち(プロフ) - みかんの缶詰さん» 回収できていないものもあるのですが、頑張って回収して行きたいと思います！ありがとうございます！ (2021年8月12日 7時) (レス) id: 3cf9b90fb6 (このIDを非表示/違反報告)
きういち(プロフ) - うさ丸032さん» ありがとうございます！私自身もハラハラドキドキ展開が好きでつい詰め込みすぎてしまいますが…これからもどうぞよろしくお願い致します！！ (2021年8月12日 7時) (レス) id: 3cf9b90fb6 (このIDを非表示/違反報告)
みかんの缶詰 - きういちさんの小説は伏線回収が素晴らしすぎて、何度読み返しても全然飽きません！これからも楽しく読ませていただきます！そして、応援しています！ (2021年8月11日 20時) (レス) id: a9da165b13 (このIDを非表示/違反報告)
うさ丸032(プロフ) - きういちさんの小説をずっと見ている者です！今回もとっても面白いかつドキドキする展開がまた僕にとっては面白さが湧き立ちます！きういちさん、ずっと応援しています！！頑張ってください！！！ (2021年8月7日 14時) (レス) id: 8172536591 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きういち | 作成日時：2021年8月3日 13時
