〜31 ブラピside ページ31
「ゔっ…」
両手で首を絞められている。
左手だけで止めようと男の手を掴むが、びくともしない。
苦しむオレの顔を見て、男は笑う。
抹殺してやりたい。
「どうだ、苦しいか！ご主人様と呼べば離してやる！」
「誰が…」
こんな所で死ぬなんて、情けなさすぎる。
手が駄目なら、足を使えばいい。
足枷が繋がっていない方の足の膝で、男の急所を蹴った。
「ぐおっ…」
効果は抜群だったようだ。
男の両手はオレの首から離れた。
「テメェ…死にてぇのか…」
酸欠で足元がふらつく。
次はどうすれば良いか。
「可愛がってやろうと思ったが、もう我慢ならねぇ！」
男は鬼の形相でオレに殴りかかってきた。
が、咄嗟にしゃがんで避けたら、その拳は煉瓦の壁に激突した。
「くぅ…痛え…」
「ざまあねぇな。」
また襲いかかってくると思ったが、この狭い小屋から静かに出て行った。
オレに言うことを聞かせるのを諦めたと思いきや、またすぐに戻ってきた。
「最初からこうすればよかったな…」
何やら布のようなものを手に持っている。
その布を、オレの顔の前まで持ってきた。
薬品のような、嫌な臭いがする。
「これで大人しくしてもらうぜ。」
布を無理矢理口に押し当てきた。
明らかに薬品が含まれている。
嗅いだ途端、全身の力が抜けて行った。
男が何か言っているが、意識が朦朧として全く聞き取れない。
卑怯な男だ。
オレの体を無抵抗の状態にして、何をするというのか。
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きういち(プロフ) - タルトさん» いいだろぉう？うちの子1素直なの (2020年8月7日 0時) (
レス) id: b59611960a (このIDを非表示/違反報告)
タルト(プロフ) - 素直すぎるフィヨルドさんかわゆす (2020年8月6日 23時) (レス) id: f82116cd88 (このIDを非表示/違反報告)
零々 - (*´∇｀*)ﾝﾌﾌ (2020年7月18日 17時) (レス) id: 93a6410874 (このIDを非表示/違反報告)
きういち(プロフ) - 零々さん» ありがとうございます！頑張りまぁぁぁす！ (2020年7月17日 23時) (レス) id: 18cefecbc6 (このIDを非表示/違反報告)
零々 - ﾜｱｧｧｧ( ☆∀☆)とても面白いです！更新頑張ってください！ (2020年7月17日 21時) (レス) id: 93a6410874 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きういち | 作成日時：2020年6月16日 23時
