〜18 ブラピside ページ18
『たかが人間の小娘1人のために、自身の命を危険に晒すと言うのか。』
飛翔の奇跡でフィヨルドを抱えながら飛翔し、森から脱出した。
『わざわざ複雑な選択をしよってからに…』
ナチュレの文句が先程からうるさい。
『たまには素直に「回収してくださいー」とでも言ったらどうじゃ？』
無視。
答えるだけ無駄だ。
『…？はて、奴らはどうやってそなたらの匂いを嗅ぎつけたのじゃ？』
バカにも程がある。
そんなの犬の嗅覚を利用すれば…
『そなたが小娘を森に連れ込んだ時も、そうやって飛翔してきたじゃろ？犬は遠くの匂いを嗅ぎ取るのは得意ではないはずじゃ。』
「なんでそれを早く言わないんだよ！」
『なんじゃ、そなたも気付かなかったのか。』
オレが急にナチュレの言葉に反応したから、フィヨルドは目を見開いてオレの顔を凝視した。
『もしかすると、奴らの目的は小娘ではなかったのやもしれぬな。』
「それなら、何でフィヨルドの服は食いちぎられていたんだ？」
『知らんわい。』
フィヨルドを救出した廃屋と寝床は、3キロは離れていた。
当然その道程にオレとフィヨルドの匂いはついていないし、ナチュレの言うように犬は遠くの匂いは嗅ぎ取れない。
「…なんだよ。」
ふとフィヨルドに目をやると、何故かうっすらと微笑んでいた。
「あなたに抱えられていると、安心する。」
「は…はぁ？」
「あの男とは全然違う。」
『おっ？もしや小娘、そなたに気が…』
「あるわけねーだろ！絶対！」
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きういち(プロフ) - タルトさん» いいだろぉう？うちの子1素直なの (2020年8月7日 0時) (
レス) id: b59611960a (このIDを非表示/違反報告)
タルト(プロフ) - 素直すぎるフィヨルドさんかわゆす (2020年8月6日 23時) (レス) id: f82116cd88 (このIDを非表示/違反報告)
零々 - (*´∇｀*)ﾝﾌﾌ (2020年7月18日 17時) (レス) id: 93a6410874 (このIDを非表示/違反報告)
きういち(プロフ) - 零々さん» ありがとうございます！頑張りまぁぁぁす！ (2020年7月17日 23時) (レス) id: 18cefecbc6 (このIDを非表示/違反報告)
零々 - ﾜｱｧｧｧ( ☆∀☆)とても面白いです！更新頑張ってください！ (2020年7月17日 21時) (レス) id: 93a6410874 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きういち | 作成日時：2020年6月16日 23時
