彼女。【孤爪研磨】 (ページ3)

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めんどくさい授業が終わって放課後。

いつもならば俺はクロに連れられて音駒男子バレーボール部に行くが今日は委員会なので俺は遅れていく。

委員会は俺が隠れてゲームしていたら勝手に委員に決まっていた。

俺は嫌だったが、喋れずに委員になった。

もう一人の女の子には今日一人で行ってくれと三つ編みのメガネを掛けた女の子から聞いて一人委員会に行く。

委員会の所に行きながら三つ編みのあの子について無意識に考え始める。

(授業でも見たけどあの子、髪綺麗だったな、顔は前髪で分からなかったけどきっと可愛いんだろうな)

そんなことを考えていたら委員会につき、その間もその子の事を考えていたらあっという間に時間が過ぎ、委員会は終わっていた。

委員会が終わって俺の足並みは男バレが使う部室に向かう。

部室に行き着替え終わったらみんなが練習している体育館までまた歩き始めた。

「こんにちはー」

「チャース！！」

俺が体育館の扉を開いてあいさつしたとたんにこちらに向かって大きな声であいさつしてくるリエーフ。

「研磨さん！！トス上げて下さい！！」

「いやだ。あと、うるさい。」

きっぱり断ると、夜久さんがきた。

「リエーフ！！お前はトス上げてもらう前にレシーブの練習をしろ！！」

「え～～！！」

夜久さんがリエーフの襟首を掴み連れて行くと同時にクロがきた。

「研磨、今日お前ひとりで委員会行ったらしいじゃん。ダイジョウブだったの？」

ニヤニヤしながらそう聞いてくるクロに俺はこう言った。

「・・・クロ、馬鹿にしないで」

「ひっでーな心配してやったのによ」

「まぁすぐに終わったし、大丈夫だった」

「なら、良かった」

そう言いニカっと笑ってくるクロ。

「黒尾、心配してたぞ。研磨、大丈夫かな～」ってずっと言っていたしな」

ニコニコしながら海さんがそう言う。

「おいっ！それ言うなって言っただろ！」

慌てた様子でクロがそう言うが海さんは「そうだったかな」ととぼけていた。

そこ光景を見ながら俺はクロに

「子供扱いしないで」

一言そういった。