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七海side

Aのマンションの近くに止めた車に戻って色々な意味がこもったため息をつく。

なぜ頼ってくれないんでしょう。
いつも何かあったらすぐに言いなさいと言ってるのに。

そして病院が苦手なことにも驚いた。

恥ずかしがってもあそこまで露骨に
嫌がられるとも思わなかった。

冷静に対応したが内心は正直焦った自分…

七海「こんなんじゃダメですね…」

と独り言を呟きながら
カバンを取ってAの家にまた戻る。



七海「A〜、お待たせしました。」

「…ん、待ってない」

といいながら手を伸ばしてくるから
その手を握ってあげて反対の手でカバンを開ける。

時刻はもうすぐ23時を回ろうとしていた。
解熱剤は百歩譲って市販薬でも良いとして、
喘息の吸入はどうしたものか…。

明日の朝まで発作が起きないといいんですけど…。

七海「A、ちょっと手離しますよ」

離すと座っているのが疲れたのか
ベッドに横になった彼女は荒い息をしている。

七海「ちょっと心臓の音、聞かせてくださいね」

イヤーピースを付けて
Aの部屋着のボタンを上から2つ開ける。

「え、あ、、、ヤダ。」

七海「大丈夫ですよ。

Aはゆっくり呼吸してるだけでいいので」

「、、、。」

覚悟を決めたのか、
目をぎゅっと瞑って布団を握っている手に力が入る。

七海「良い子です。

……A、息止めずに深呼吸できますか?」

コクリコクリ。

その後、何度か挑戦してみるも
なかなか上手に出来ないA。

「ん、、、出来ない。どうしよ、、、」

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はる - NEWSのお医者さんのお話みたいです!!七瀬さんの作品大好きです!! (4月9日 22時) (レス) id: 871e40ed21 (このIDを非表示/違反報告)
愛華(プロフ) - 急にすみません!!「優しすぎだよ」のパスワードを教えて頂きたいです。 (2021年10月21日 10時) (レス) id: cb4aa62030 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七瀬はるき | 作成日時:2021年6月5日 15時

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