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大倉side
Aちゃんが震える手で発信ボタンを押した。
直接言うって言うてたけど、
さすがに俺が心配やから止めた。
彼「A！今、おまえ……」
「……朝早くにごめんね」
彼「昨日おまえの家行ったんだけど！」
無意識なんかAちゃんが
俺のTシャツの袖をギュッと握った。
それが嬉しくて、手を重ねたいと思った。
でも出来るわけもなく気づかないふりをした。
「別れたいの、やっぱり…」
彼「は？お前何言うてるか分かってる？」
「分かってる……お願い」
彼「電話で済ます気？」
「明日から仕事が忙しくなるの。
福岡行ったり北海道行ったりで…
だから、ごめんなさい。別れたいです」
Aちゃん、よう言うたよ。
涙を流しながら訴えるAちゃんを
見るのがほんまに辛い。
引き下がらない彼氏の罵声は静まることなくて
Aちゃんもただただ放心状態が続いた。
見るに見兼ねて、気が付けば
スマホを奪って通話終了のボタンを押しとった。
・
大倉「がんばったな。ほんまに。」
「大倉さんがいなかったら私…」
大倉「ほんまにカッコ良かったで。
今日の予定は？」
今日はスタッフもメンバーも含めて
全員オフなはず。村上くんとかは知らんで？笑
「ケータイを変えに……」
大倉「俺も付いていく。
美味しいものでも食べに行こうよ。
明日からいつ帰れるか分からんし、な？」
「最後の晩餐ですね(笑)」
フワット笑った彼女がとても幼く見えた。
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♪あおば♪(プロフ) - お願いします。タイトル未定のパスワードを教えてもらえないでしょうか？ (2019年8月24日 8時) (
レス) id: c155f748e9 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん(プロフ) - 新作待ってました！！楽しみです。これからも頑張ってください！ (2019年4月6日 0時) (レス) id: 9fbf2db4e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬はるき
| 作成日時：2019年4月5日 22時
