友達以上恋人未満系メンバー【ころん】

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こ「な、なんだよそれぇ…。」


またころんに抱きしめられ、私の肩に
ころんの顔が埋まる。


泣いてるため、ズビズビと鼻をすする音が
聞こえてくるのだが私の服は無事だろうか…。



って、そんなことどうでもいいんだよ。



『なんだよって何？』


「僕がキスしたせいで嫌われたかと思って…。」


『まぁ…嫌いになってはない。』



そう言うと嫌いになって「は」って何！？と
笑いながら返された。


『そ、そりゃちょっとビックリする！』


こ「まぁあの時の僕相当やばかったからね。」



そのおかげでお互いの気持ち通じ合ったん
だけどね。今回ばかりはちょっっとだけ
ころんに感謝しよう。




こ「……もっかいキスしていい？w」


耳元で少し笑いを含みながらそう言った。


『その前に言うことあるでしょ！』



そう言いながらころんを私の体から剥がして
真正面をむく形になる。


気付いた時にはお互いの涙は乾ききっていた。




こ「うぇ？なんのことですか？」


『その顔はころんがふざける時の顔だ！
ちゃんと言ってよ！！w』


もー、仕方ないなぁ、なんて言いながら
ころんが私の手を持つ。



こ「僕と付き合ってください！」



自分でも彼への恋心に気付いてない時から
ずっと待ってた言葉だ。


返事は一択しかないよね。



『うん！！！』




そう笑顔で返した瞬間に重なる唇。



飛びついてきたいきおいで私倒れそうに
なったんだけどどんだけ私とキスしたかったんだろう…。



なんて考えながらも彼の背中に腕を回すのだ。









友達以上恋人未満系メンバー【終わり】

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