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それから、3セット目はいい勝負だった。



そして、烏野が20点台に乗り、リードをすることが出来た。


「寧音ちゃん!試合は?」


仁花ちゃんが戻ってきた。


「1セット目、2セット目とお互い取って、今3セット目だよ。」

「よかった、リードしている。」

「大地さんは?」

「なんとか大丈夫みたい。今も下で見ているんじゃないかな?」


よかった、本当に。



そして烏野23対和久南21。


旭さんのジャンプサーブがアウトだったけど、和久南のサーブもミスしていた。

どちらも緊張しているんだな。


烏野のマッチポイント。

和久南のサーブはネットに当たったが烏野側のコートに入った。


西谷さんがレシーブをし、影山くんにボールが繋がった。

影山くんは翔陽にトスをあげたけど、少し高くて合わなかった。

でも、とっさに翔陽が左手を使った。


「日向ぁぁぁぁあ!」


急に縁下さんが大きな声で翔陽を呼んだ。


「バタバタしない!いいジャンプは?」

「いい助走から!!」


まるで合言葉のようだった。


そしてまた、和久南の1番のブッロクアウトを狙う上に打つスパイク。

でも、ボールの先に縁下さんがいた。


翔陽が助走をし始めた。


“いいジャンプは、いい助走から。”


翔陽は高く飛んだ。


そして、あっという間に点を決めた。


「「「「よっしゃー!!」」」」


烏野が勝った!


「やったね!寧音ちゃん!」

「うん!」

「早くみんなの所に行こう?」

「ごめん、先に行ってて。」

「うん、どうかした?」

「ううん。なんでもないよ。」



みんなすごかった。

大地さんという大黒柱がいなかったけど、それにより進化した。

縁下さんももう逃げていなかった。



私は、、、?



中途半端にバレーのマネージャーやって、真剣にやっているみんな失礼だと思う。



私は本当にここにいていいのかな?

また、潔子と同じ道に行って失敗はしたくない。


でも、このまま試合を見たら、きっとバレー部に戻りたくなってしまう。



仁花ちゃんやみんなには悪いかもしれないけど、





ここで帰るのがいいかもしれない。

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- すごく共感します!私は兄がいるのですがよく比べられるので、同性だと本当に辛いんだろうな…と感じますwこれからも更新楽しみにしています♪頑張ってください!! (2018年7月3日 15時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こあらのマーチ | 作成日時:2018年5月22日 22時

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