41ページ目 ページ5
それから、3セット目はいい勝負だった。
そして、烏野が20点台に乗り、リードをすることが出来た。
「寧音ちゃん!試合は?」
仁花ちゃんが戻ってきた。
「1セット目、2セット目とお互い取って、今3セット目だよ。」
「よかった、リードしている。」
「大地さんは?」
「なんとか大丈夫みたい。今も下で見ているんじゃないかな?」
よかった、本当に。
そして烏野23対和久南21。
旭さんのジャンプサーブがアウトだったけど、和久南のサーブもミスしていた。
どちらも緊張しているんだな。
烏野のマッチポイント。
和久南のサーブはネットに当たったが烏野側のコートに入った。
西谷さんがレシーブをし、影山くんにボールが繋がった。
影山くんは翔陽にトスをあげたけど、少し高くて合わなかった。
でも、とっさに翔陽が左手を使った。
「日向ぁぁぁぁあ!」
急に縁下さんが大きな声で翔陽を呼んだ。
「バタバタしない!いいジャンプは?」
「いい助走から!!」
まるで合言葉のようだった。
そしてまた、和久南の1番のブッロクアウトを狙う上に打つスパイク。
でも、ボールの先に縁下さんがいた。
翔陽が助走をし始めた。
“いいジャンプは、いい助走から。”
翔陽は高く飛んだ。
そして、あっという間に点を決めた。
「「「「よっしゃー!!」」」」
烏野が勝った!
「やったね!寧音ちゃん!」
「うん!」
「早くみんなの所に行こう?」
「ごめん、先に行ってて。」
「うん、どうかした?」
「ううん。なんでもないよ。」
みんなすごかった。
大地さんという大黒柱がいなかったけど、それにより進化した。
縁下さんももう逃げていなかった。
私は、、、?
中途半端にバレーのマネージャーやって、真剣にやっているみんな失礼だと思う。
私は本当にここにいていいのかな?
また、潔子と同じ道に行って失敗はしたくない。
でも、このまま試合を見たら、きっとバレー部に戻りたくなってしまう。
仁花ちゃんやみんなには悪いかもしれないけど、
ここで帰るのがいいかもしれない。
223人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼 - すごく共感します!私は兄がいるのですがよく比べられるので、同性だと本当に辛いんだろうな…と感じますwこれからも更新楽しみにしています♪頑張ってください!! (2018年7月3日 15時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こあらのマーチ | 作成日時:2018年5月22日 22時