兄に愛されなさすぎて困ってます

２８　はるかside ページ29

今日、衝撃な事実を知った。









せとかが養子、、、？






せとかが泣き出した。








俺もすごく混乱して放心状態になってしまった。









沈黙が続いた中、









ちとせ「よかったじゃん。」









ちとせが呟いた。









数秒も立たないうちに、パチーンと音がなった。









ちとせがはたかれた。






そして、ちとせはリビングを出て行った。









少し冷静になって、今するべきことを考えた。







ちとせと話すことだ。






だからちとせの部屋に行き話をした。









「何であんなこと言ったんだ。」






ちとせ「あんなことって何。本心を言っただけ。」






妙にむかついた。






怒鳴らないようにしたかったけど、我慢の限界だった。






「ふざけんな！もう少しせとかの気持ちも考えてやれよ。」







そう言った瞬間、ちとせの顔が曇った。









そして、






ちとせ「じゃあ、はるかくんはどう思った？」









俺は、、、






ちとせ「内心、少し喜んだ。違う？」









図星だった。









ちとせ「妹に恋愛感情を持ってしまったことを、自分でも気づかないふりをしてた。」






その通りだった。






自分がおかしいと思って、その気持ちから逃げていた。






ちとせ「でも、せとかちゃんが本当の妹じゃないからもう我慢しなくてもいい。」






なんで俺の気持ちを知っている。









ちとせ「ねえ、はるかくん。」






いつもは俺の目を見ないのに、今は真剣な目で見てきた。









ちとせ「本当の妹の私と、本当の妹じゃないせとかちゃんのどっちが大切？」









もちろんどちらも大切だ。






そう言いたいのに声がでない。









ちとせ「私が教えてあげる。せとかちゃんでしょ。」









そう言ったちとせは、なんだか泣きそうな顔をしていた。









今にでもちとせが壊れそうだった。









そして、ちとせは倒れてしまった。






すごい熱かった。






ちとせをベットに運び、俺は下に降りた。









「ちとせが熱出した」






二人ともそれどころじゃないらしい。






母「ちとせは寝てれば熱は下がるわ。それよりもせとかが心配。」






俺は薬と冷えピタをもってちとせの部屋に行った。









でも、、、









ちとせはいなかった。

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