【ᑕᖇ】殲滅神は今日も重い愛を向けられている【2ETA】 (ページ19)

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救済ページ19

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無事マッチが終わり、私は「はぁ〜〜〜」と大きなため息をついた。

「緊張した？」というコメントに苦笑いをしながら「うん」と返した。
どっと、疲労が押し寄せてくる。

結局、報告以外でてんきんと野良は喋らず、私とLazさんで喋っていた。
Lazさんはまるで、てんきんや野良を無いもののように扱っていた気がする。

「今日はこれで配信終わります。ありがとうございました〜」

カメラに手を振り、「お疲れ様でした！」といったコメントを見届けて全てを閉じ……ようとした。
でも閉じれなかった。VALORANTだけは。

「嘘……」

Lazさんからフレンド申請が来ていた。それとてんきんからも。
だから早く閉じたかったのだ。こうなる未来は分かっていたのだから。

フレンド申請を見つめて考える。
これは申請を承認すべきなのだろうか。
てんきんはいい、彼が私の害になることはない。
むしろ、私の味方としていてくれるだろう。

問題はLazさんだ。
何度も言っているように、彼はどこからか私の名前を仕入れていた。
さすがに他人に広めるようなモラルをしていないとは信じてるけど……。
それでも怖い対象に変わりは無い。
考えるだけで悪寒が走るほどの存在だ。

「てんき、ん……助けて、てんきん……」

私は縋るような思いで、てんきんのフレンド申請を承認した。

彼なら絶対味方になってくれると思っていたから。
だから。

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