最強チート夢主たちは死神さんです。 <薄桜鬼編第二刻> (ページ21)

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《2-17》溯行軍 , 本気ページ21

__野月side

まためんどくさいことをしでかしたみたいね…

まったくもぉ…

顕した刀剣たちと一振ずつ斬っていく

三日月「千月や、俺も本気だして良いのか？」

野月「出してください」

三日月「はっはっは、じじいだからな、ここは若いものに任せた方が良いだろうとも思ってな」

朗らかに笑いながらも、三日月は斬っていく。

はぁ～～すごい。

野月「それ言っちゃったらおしまいよ。私だっておばあちゃんよ？」

鶴丸「はっ、感謝するぜ千月！」

こんなに溯行軍がいるなんて驚きだ！と言いながら私と背中合わせになって斬っていく鶴丸。

白装束に血が付いて綺麗………いやまて、後で手入れしなくては。

皆するけど。

よもぎ「驚きを求めるのも良いが、千月に手を出したら即死ぬと思っとけ」

和泉守「いや千守こえぇ！！」

堀川「兼さん！後ろだよ！」

和泉守「わーってるよ！」

仲良いなあ。まだまだ若いって素敵……

というか私たちさ、溯行軍なめまくってんだよね。
だって考えてもみ？

よもぎ「なあ、もう燃やして良いか？良いよな？
ちょっとまってろマッチ持ってくる」

野月「屯所に被害出さないでよ！？
というかマッチどっから持ってくんの！？」

こんなに普通の会話してるんだもの。ヤバイよね。

加州「ねーねー、俺たちの事呼ばなくても二人でどうにかしてたんじゃないの～？」

二人だけでもう十分じゃん。と、加州君が若干むすっとしながら私達に言う。

よもぎ「いや、とりあえず溯行軍関係だったから呼んでおいた」

長曽根「いや、理由！！」

よもぎ「べつに良いだろ！」

野月「ねえよもぎそんな理由だったの！？！？」

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なんだかんだあり、溯行軍は撲滅した。

よもぎ「あとはお前だけだ。千里」

千里「流石天月一族最強と謳われた女鬼」

お見事です。と千里が微笑みよもぎを見る。

よもぎ「最強だからなんだ。
大切な人も守れなければ最強でもなんでもねぇよ」

自分に言い聞かせるようによもぎが暗い声で言った。

心苦しい。私にも言えるから。私は、大切な人も守れない。

千里「そうだ、良いことを教えてあげましょう」

よもぎ「あ゛？」

よもぎ！口が悪い！悪すぎるよ！？！？

千里「私を殺しても、騒ぎは収まりませんから」