эпизод side A─11 ページ14
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「どういうことだいAちゃん?明後日がそうなら明日私と行けば良いじゃないか」
『いやぁそれは国木田さんの胃が死ぬ』
「よしわかった、じゃあ今から行こう!」
『だから職場に帰らせろ!!』
いつまで経っても終わらない気がする。ここは走って逃げたらいいのか?それが一番いいのか??誰か最適解を教えてくれそろそろ私死ぬ。
そういえば中原さん何処に??まぁいいか。なんか何処かで暴れてそうだけど知らないふりしておこう。
何気なくポケットを掴むと、丸いものがあった。
あ、これこの前使った国木田さんの閃光弾じゃん。使おうかな。…いや、この二人相手に使うのはやめよう。死が見えた。
『すぅ…こういうときは逃げる!』
間髪入れずに脱兎のごとく逃げ出す私。なんか後ろから嫌な気配がして鳥肌が立った気がするけど気にしたら負けな気がする。そうだよね!!うん!!!早く仕事を終わらせて帰ろう!!イエッサー!!!
…いや、ちょっとまてよ私。ちょっと立ち止まって???
太宰さんと私職場同じじゃん…!!すっかり忘れてた…!!!
『う〜ん…まあマンツーマンよりはましか』
いざとなったら死を覚悟しながら閃光弾投げつけよう。
再び走り出したものの、体力が少なすぎて泣けてくる。いやまぁ走るけど。持久力が結構ぎりぎりだったりする。泣きそう。というか泣いていい??
と、心のなかで騒いでいると携帯から通知音が聞こえてきた。誰からだろうと携帯を開くと、まさかのフェージャさんからだった。
因みに連絡先は例の日が始まったあの日に交換した。
連絡の内容はこうだ。「明後日の件、「八景○シーパラダイス」というところにでも行きませんか?」と。シー○ラとは、横浜市民…と周辺の人なら知っているであろう海と隣接した水族館のことである。
普通の水族館だけでなく、遊園地チックな場所や釣りができる場所があったりと、一日中満喫できる場所である。まあ兎に角調べられる状況なら調べてみてほしい。めちゃいい場所。
フョードルさんと水族館…心臓持つかな。持ってくれ。
私はフョードルさん宛に「いいですね!何時に待ち合わせましょうか?」と返した。
太宰さんと喧嘩してないといいなぁ(遠い目)。
『ということで只今戻りました西宮です〜』
「あっ、おかえりなさい…?太宰さんから逃げてきたんですか?」
『うん。ダッシュで逃げてきた』
私を出迎えた敦君は苦笑いを溢したのだった。
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天然石 - 更新してほしいです頑張ってください (5月14日 21時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
柏よもぎ(プロフ) - sareさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます…!そうやって褒めてくれる貴方様のほうが女神様ですわよ…(キュン(() (2022年10月27日 21時) (レス) id: c1bfd5c1d9 (このIDを非表示/違反報告)
sare(プロフ) - うわぁぁぁ、ありがとうございますほんとに。これでドスくんを補給できます()女神ですか?? (2022年10月19日 18時) (レス) id: b938a5d84e (このIDを非表示/違反報告)
柏よもぎ(プロフ) - さばさん» そう言っていただけてとても嬉しいです…!!!ありがとうございます! (2022年8月18日 9時) (レス) id: 9a8037afe6 (このIDを非表示/違反報告)
さば - あああああああああ!!やばい!ドス君尊い!作者様神では!??? (2022年8月18日 3時) (レス) @page10 id: f8d5076105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柏よもぎ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/ichigo15ca1/
作成日時:2022年7月3日 20時