〖条野採菊〗マンドラゴラ・ガール〖文スト〗

その八 ページ9

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『もしかして私条野さんに女として見られてない？』

「いや、それはないと思うぞ」

「それ以上言ったら殺しますよ」



二人は軍刀を抜刀し、いつでも切り合いが始まりそうな殺伐とした雰囲気に一瞬でなった。
私の努力が水の泡じゃん！！シリアスを生み出さないように頑張った私の努力返せ！！



『いやその前に家で血を流したらマンドラゴラ召喚しますが！？』

「それはやめてください」



一瞬にして条野さんに軍刀をしまわせた私はある意味最強な気がする。ごめんなさい調子乗りました。



「そんなに酷い音なのか？」

『酷いというか…前に情報ゲットできたからどうぞ〜って渡された人に30％で引っこ抜いたら気絶されましたってくらいですかね？』

「それは凄いな。今度聞かせてくれ」

『末広さん強い…』



なんかちょっと小並感あったがさっきの話をして聞かせてくれなんていう人初めて見たわ。末広さんちょっと不思議な人だなぁとは思ってたけど此処まで不思議な人だとは思わなかったよ。




『ところで、雛妃は今何してるんですか？』

「隊長か服隊長辺りに慰められてるところじゃないですか？」

『お疲れ様ですと伝えておいてください』




彼女の相手をするのに私がどれだけ精神をすり減らしてきたと思ってる。私の精神八割すり減らしたんだよ！



『というか本当に休んでいいんですか？雛妃と毎日顔をつき合わして「こんなのもできないんですか？」って笑われるのを笑うのを我慢して「そこ間違ってますよ」って言わなくていいんですか！？』

「あなたは一回どこかの会社の研修に入って報連相を学んできてください」



私だってその報連相くらい知ってるわ！と叫ぼうとしたがここは一周回ったボケをかましたほうがいいんじゃないかと思ったのでボケをかまします。

骨は拾ってください。



『ほうれん草ですか？ありますけど見ます？』

「よく家に全然帰らないのに家庭菜園してますね！？」

「そっそそそそそれは私がやって…ヒッ！すみませんすみません！！」

「いや尋常じゃない怯え様」



これには条野さんもびっくりだね！！

ちょ、イマジナリー条野さんやめてください！悪気はなかったんです！皆を楽しませようと頑張っただけなんです！！ちょっ、



「条野が怖いんじゃないのか」

『あ、こちら異能生命体のカグツチちゃん(笑)です』

「それ日本神話の火の神では？？」



条野さん物知り〜〜〜！！

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