少し寒いから ページ48
*
ーーー
布団に入ってから
何時間経ったのか…
全然眠れない……
目は閉じてるけど、
あの光景がぐるぐる
脳裏に張り付いて消えない。
明日は…
市内に出て観光するって言ってたよね…
頑張って寝ようとすればするほど
頭が冴えてくる。
携帯を開くと、
A「4時……」
お水でも一杯飲もうと思い、
キッチンに取りにいく。
昨日の賑やかだった空間が
嘘みたいに静かで、
外はまだ暗くて肌寒い。
ゴトッー
物音が聞こえて、
少し怖くなる…。
A「誰か…いますか?」
……
ゴトゴトッ…
登坂「ん?…おわっ、びっくりしたー」
A「登坂さん…?」
そこにはライダース姿に着替えた登坂さんがいた。
登坂「Aちゃん?随分と早起きだね」
A「ちょっと、眠れなくて…。どこか、行くんですか?」
登坂「そっか。……ん?あーまぁちょっとね。一緒に行く?」
A「えっ?えっと…」
登坂「どうせ寝れないでしょ?着いてきて」
そう言って玄関に向かう彼の後に着いていく。
A「どこに行くんですか?私、パジャマです…」
登坂「大丈夫大丈夫。はい」
着てたライダースを脱いで、
私の肩にかけてくれた。
登坂「朝は、少し寒いから」
そう言って
外に出て行ってしまうから、
慌てて靴を履いて外に出る。
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作者名:いちご | 作成日時:2020年8月27日 18時