どっち? ページ5
*
A「っ//岩田、さんっ…息がっ」
苦しくて、
肩で息をする
岩田「剛典…」
A「えっ…」
岩田「剛典って呼んで…?」
A「えと…//」
岩田「はやく…?」
A「剛、典…//」
岩田「ん」
満足げに笑う岩田さん。
名前で呼ぶなんて。
恥ずかしすぎる…
ヴヴヴー
テーブルの上に置いてあった、
私の携帯がバイブで震えた
岩田「…?」
A「…友達、かな?」
岩田「こんな時間に?確認しなくていいの?」
そっと見てみると、
ー今日傘忘れたでしょ?明日、家まで持っていこうか?Aちゃんと飲んでたことは言ってないよ。ー
やっぱり、
亜嵐くんだ…
…岩田さんの視線が痛い。
そのまま画面を暗くして、
テーブルに戻す。
岩田「…大丈夫だった?」
A「はいっ。たいした用事ではなかったです…」
岩田「…亜嵐?」
A「えっ」
一瞬体が固まった。
相変わらず、勘が鋭い…
彼は、ふって笑って、
相変わらず、顔にすぐ出るねって。
この笑顔は…
どっち?
機嫌がいい方?
悪い方?
岩田「…なんて?」
あぁ、
後者の方だ…。
*
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作者名:いちご | 作成日時:2020年8月27日 18時