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平然と ページ38
*
この時からだと思う。
私が
平然と
嘘をつけるようになったのは…
あなたを失うくらいなら
傷つけるくらいなら
嘘なんて
つける。
大丈夫
上手くできる
A「なんのことですか?」
岩田「……この痕。俺、つけてないよ?」
A「痕……?もしかして、火傷のことですか?」
岩田「やけど……?」
A「コテを使った時に当たって…。」
岩田「……」
苦し紛れの嘘
でも、私には
もう、こうするしかなかった。
岩田「………そっか。ごめん、俺、てっきり」
岩田「そんなはずないのにね。…ごめん」
そう言って、力なく笑う彼。
信じて、くれた…?
ごめんなさい。
でも
わたしはあなたを
失いたくないから…
これが、
私が岩田さんについた
初めての嘘。
*
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作者名:いちご | 作成日時:2020年8月27日 18時