検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:79,492 hit

久しぶり ページ21





太陽が強く照りつける夏の朝
電車を降りればすぐに
じっとりと汗をかく



亜嵐「Aちゃん!」


そう、
声をかけられたのは
会社に向かう途中のことだった。


A「亜嵐くん?!」


亜嵐「おはよ。いつもこんな早いんだ?」


私は
社内では一番早いんじゃないかな?
っていうくらい
出勤は早い。


人が増えて
ざわつき始める時よりも
静かに一人で
準備をするのが好きだった


A「亜嵐くんも早いね?」


亜嵐「溜まった仕事があって。てか、久しぶりすぎ」


A「そうだね?」



こうやって
顔を合わせて話すのは
久しぶりで、

心なしか
高揚する



亜嵐「普通に会話はしてくれるんだ?」


A「えっ?」


亜嵐「避けられてるのかと思ってた」


そっか…
あの日、
抱きしめられてから
まともに話してなかったっけ


避けてるのは
別の理由だけど…


いきなり距離をとるのは
不自然だよね…


A「たまたまだよ」


亜嵐「…ならいいけど。そうだ、今日飲みに行こ!いつものバーで待ち合わせ!じゃ」


A「えっ、今日って、ちょっと待っ…」


そう言って
かけ足で去っていく彼。


そういう所
全然変わってない



どうしよう。


もう二人では飲まないって
決めたのに…




やっぱり→←不可能



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
184人がお気に入り
設定タグ:佐野玲於 , 岩田剛典 , 白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いちご | 作成日時:2020年8月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。