推される側にも推しはいる【JK】Ⅱ (ページ10)

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prrrrr

着信音で目が覚める。

カーテンの隙間から入ってくる眩しさに一気に脳が覚醒して、同時に焦りが込み上げてくる。

え、待って今何時！？

電話のかかってきてるスマホを片手に、着替えの準備とスケジュール確認。

ちなみに電話はマネージャーのソラオンニから。

sr「ちょ、A今どこ！？さっきから何回も電話掛けてるのに全然出てくれないし！」

『わぁぁごめんなさぃぃ！今起きたんですー！と、とりあえず事務所行きますすみませんー！』

なんでこんな寝坊してんの私！！

今9時だよ！？やばいやばいやばい

新曲打ち合わせという大事な日に！何をしてるんだ！！

うわぁぁぁやらかしたぁぁぁあ！

1人で大騒ぎ(心の中)しながら地味な服に着替えて、

髪を梳かして、全ての用意を過去一の速さで終わらせた。

マスクと帽子被って、車で事務所に大急ぎ。

運良く道が空いてて、いつもより少し早く事務所にたどり着いた。ただいま9時10分。

『遅れてすみません！！』

in「お、A」

sr「とりあえず座って」

なんだ…なんか空気が…私そんなにやらかしましたか…？

sr「A、ネットニュースとか見てない？」

『今日はまだ外界(？)に触れてないはずです』

sr「そう。じゃあ、これ見て。」

と言われ手渡されたのはタブレット。

え、何。こわい。

起動すると、そこには我が推しが。

ん？グク？