推される側にも推しはいる【JK】Ⅱ (ページ6)

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バレないか少しだけ不安だったけど、余裕でお店着きました。

え、全然バレてないよね？変装技術が良いってことかな。

日本食のお店は初めてだったから何食べようかまじで迷う。

Aも目キラキラさせながら見てるのまじで可愛い。

『あ、私これにしようかなー』

てんぷら、ってやつを発見したA。

え、ほんとに可愛いすぎない？ちょっと心臓持たないんだけど。

「2通りあるっぽいけど、どっちにする？」

『えーー、んーーー』

悩みに悩みまくってるA。悩んでる姿さえ可愛い。どゆこと？

「あ、じゃあ俺こっちにしよっか？」

あ、もしかして俺結構凄いこと提案してるのでは…？

推しに、友達だとしても推しに、シェア提案ってまずい…？

嫌われたりしない？引かれたりしない？

『いいの？グク他に食べたいものないの？』

「うーん、悩みすぎて決まらないし笑」

悩みすぎてるのは事実。ほんとだよ。

『ではお言葉に甘えて』

あ、良かったぎりセーフ。嫌われたらまじ生きてけない。

.

「お待たせしました〜」

やば店員さん来た。バレないかな…？

「ごゆっくりどうぞ〜」

全然大丈夫だった。

『もう店員さんしばらく来ないよね？いろいろ外したいんだけど』

「俺もー」

上着脱ぎたい。マスク取りたい。帽子も取りたい。

あれこれ脱ぎ脱ぎし終わりました。多分Aも。

『あーすっきりした』

「ほんと、変装めんどいよね…あちょ待、待ってむりだ」

待って待って待ってほんとにむりなんだけどやばい

完全A破壊力やばい可愛の暴力がすぎるんだけど、え待ってほんとに可愛いすぎないか？やばいやばいAとご飯って一気に意識し始めちゃって過呼吸なるやばいしぬ

お互いのペンだからお互い悶えてる、っていうおかしな状況。

『よし私は克服した』

「俺も適応した」

推し供給過多を乗り越え、お食事開始。

「何これうま！」

『ほんとだー！』

え、てんぷら美味。

超美味しいんだけど。

てか可愛い。てんぷらもぐもぐしてるA可愛い。