あなたのことが〈岩田剛典編〉

約束の日 ページ9

＊




今日の仕事も、
何事もなく終わりそう！


そしたら、
夜は山下さんと亜嵐くんと
お洒落なバーだ

入社してからこういうのは
初めてだから楽しみ♪




岩田「…。Aちゃん、
今日って、健二郎さんと約束してた日、だっけ？」


A「あ、はいっ。そうです！」

私、顔にやけてたかな？！
まだ仕事終わってないのに、
バレたかな…


岩田「その、何するの？」


A「え？あっ、なんか美味しいお酒が飲めるバーに連れていってくれるみたいです。」


岩田「2人で？」


A「いえ、亜嵐くんも一緒です！」


岩田「そっか。そうだよね。飲みすぎないようにね。」


A「はい。気をつけます。」


岩田「あと、家ついたら連絡して。心配。」


A「はい…。わかりました。」

岩田さん、歓迎会の時から心配性になってる気が…



はぁって小さいため息をついて
また仕事に取り掛かる岩田さん。



心配かけないように、
家についたら
ちゃんと連絡しよう。





〜



「おつかれさまでしたー」
「お疲れ様！」




A「よしっ。できた。岩田さん、ここの確認お願いします。」


岩田「はい。…うん、おっけい。お疲れ様。今日はもうあがって大丈夫だよ」



どうして、そんな、

A「ありがとうございます。お疲れ様です。…。お家ついたら、連絡、しますね。」


岩田「うん、待ってる」


寂しそうに、
笑うんですか？





帰りの支度をして、
出口に向かうと、

遠くの方から
女性たちの声が聞こえてきて、

「岩ちゃん〜！今日金曜だよ〜、どこか飲みに行こうよ〜」

って。

岩田さんの反応が
少し気になったけど、

そうだ。
私も飲みに行くんだ！

楽しまないと！



〜





＊

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