大人な男性 ページ5
*
席に戻ろうとすると、
「岩田くん聞いてよ〜」
キャッキャッ
他チームの女性社員たちが
岩田さんの周りに陣取っていて
そうだよね、
さすが岩田さん。
素敵だもん。
私、ずっと隣キープしていて
申し訳なかったな
でも、どうしよう
どこ座ろう。
もう一度トイレに逃げようか
…そうだ、亜嵐くんさがして、、
「なにしてんねん」
振り返ると山下さんがいて、
気づいたら私を隣に座らせてくれて、
山下「はい、とりあえず乾杯」
A「乾杯です。」
居場所、できてよかった。
でも、山下さんの隣って、
緊張しすぎて、何をお話ししたら良いんだろう。
山下「ははっ、何深刻な顔してんねん。どした?楽しめてない?」
A「いえっ、違うんですっ。すごい楽しいです。でも、山下さんが隣にいて、その、大人だなぁとか。とにかくすごく緊張しちゃって。すみませんっ」
話ながらどんどん熱くなる顔
山下「Aちゃんて、ほんま面白いなあ。なぁ、お酒好き?」
A「はい、お酒、好きです。今日飲んだお酒が全部美味しくて、びっくりしました。こんな美味しいのは初めてです!」
山下「せやろ!ここのお店はオススメ。今度、美味しいお酒飲めるバー連れてったる」
ニコニコ嬉しそうなリーダー
バーなんて、
大人だぁ。
かっこいい。
A「ぜひ、よろしくお願いします」
山下「おう、まかせとき。その時は仲いい同期も連れておいで」
気づかいも素晴らしい。
その後もお酒が進んで、
心配してた会話も、
山下さんがリードしてくれて、
山下「そんでなぁ、「健二郎さん!何部下を口説いてんすか」
女性社員を巻いたと思われる岩田さん登場。
私の救世主。
山下「岩ちゃん!一緒に飲もうや」
岩田「健二郎さん、その前に、腕。距離も、近いですよ!」
気づいたら、山下さんの腕が私の肩に回されてて、
お互い酔い始めていて、
全然気づいてなかった。
山下「おお、すまんすまん」
岩田「このご時世、すぐセクハラで訴えられますよ。気をつけて下さいね」
その後、
ちらっと岩田さんと目があったけど、
すぐにそらされた
気が、したけど
気のせいかな?
*
167人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちご | 作成日時:2020年8月14日 21時