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違和感〜岩田side〜 ページ13







やけに長く感じた休日。
Aちゃんに会えると思ったら
自然と会社に向かう足取りも早くなる。


A「岩田さん、おはようございます!」


その笑顔を見るだけで、
元気がでてくる。
1週間頑張ろうって思える。



でも、今日はいつもと何かが…







ついついAちゃんのことを目で追ってしまう。


ぼーっとしていると思ったら


急に頬をぴんくにしたりして



…なんか、おかしい。



「岩ちゃん!健二郎さんが呼んでる」


岩田「了解。Aちゃ…「いや、岩ちゃんだけでいいみたいだよ」


岩田「え?あぁ、わかった。ありがとう。」



上司とのやりとりも勉強になるからって
連れておいでって、言ってたよな…



岩田「失礼します。」


健二郎「おう、悪いんやけど、これ、お願いできるかな?」


岩田「はい。あの、…Aは連れてこなくて良かったんですか?」


健二郎「あぁ、今回はええねん。
次からはまた、連れておいで。」


って軽く視線をそらす健二郎さん。


なんだろう、この違和感は


岩田「そういえば、金曜はAがお世話になりました。迷惑かけてないですか?」


健二郎「…楽しかったで。
…ええこやな、Aは。」


目の前の資料に目を通しながら、そう言う健二郎さん。


岩田「そう、ですね…。」


健二郎「教育してるやつが優秀やからかな?」


今度はじっと見つめてくる。


岩田「いえ、僕は何も。まだまだです…。」

まるで、俺の反応を見ているような…


健二郎「ははっ。
また、なんかあったら呼ぶわ。
もう大丈夫やで。」


岩田「はい。失礼します。」



ガチャ


なんだろう。
このモヤモヤは…

金曜に何が…?


A「岩田さん!私、健二郎さんの所、
一緒に行かなくて大丈夫でしたか?汗」


岩田「あー、うん!今回は俺だけで良かったみたい。
次からは一緒にって。」

呼び方が健二郎さんに変わってる…


A「そうですか。」


少しシュンとするきみ。


なんだか、


嫌な予感がする。




岩田「休憩、入っていいよ。」


A「はい、ありがとうございます。」


岩田「そういえば、健二郎さん達とどうだった?」


A「えっ//。あ、楽しかったです。すごく。
お酒も美味しくて。」


明らかに動揺するAちゃん。


岩田「そっか。よかったね。」

一応、笑ってみせる。
でも、僕の心は全然
穏やかなんかじゃなくて…






さあ、


これからどうしようか?





惹かれていく〜健二郎side〜→←あの距離



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設定タグ:佐野玲於 , 岩田剛典 , 白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:いちご | 作成日時:2020年8月14日 21時

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