生まれ変わってたっぽいので全力で推しCPの当て馬してます【鬼滅の刃】

3.おねむ ページ5

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しばらくすれば禰豆子ちゃんはウトウトしだした。今日も鬼と戦ったのかな？ ぽんぽんと赤子を眠らすように一定のリズムを刻めば私の膝の上で目を閉じた。おねむみたいね、きゃあかわいいわ！ と心の中の恋柱が騒ぎ立てる。
そんな中、聞き覚えのある声の話し声が聞こえてきた。やぁっとお出ましかね？

「お前のせいだからな！」

「なっ……善逸が俺以外の奴に鼻の下伸ばしているのが悪い！」

おいお前ら、会話隠せよ。こんなんじゃ私じゃなくてもバレるぞ。と、謎に冷静な私とやべぇ遂に炭善きた感じ？ え、興奮シテキタ！ と無駄にハイテンションな私で入り交じってる。
カタンと音を鳴らし再び部屋に侵入してきたのは善逸と後ろに炭治郎。拗ねてらっしゃる。

「お2人さん、仲睦まじいのはいいけど禰豆子ちゃんおねむだからしー、ね？」

「ぎゃっ！？ 何これ何これぇ、嘘じゃんかわい過ぎない！？」

騒がしい2人の方を見ては人差し指を口元に近付けてしぃ、と動作を伝える。すると小声ながらも饒舌に見えて実は内容の薄い推しCPを前にしたオタクみたいな発言をする善逸。炭治郎も微笑んでるのが見受けられる。

「禰豆子が何かしなかったか？」

「ん、大丈夫だよ。頬に口枷越しのちゅ……接吻されただけ」

あっぶな！ ちゅーとか言っても2人とも分からんじゃん！


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