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(２)
『忘れてもいいんだよ』
と、直にひとに言われたのなんて初めてで。
ぼくは人を傷付けて
人の輪の中にいたから。
みんなを傷つけずに
ここにいたい。
それはきっと、無理なことだろう。
だけど、少しでも。
夢にうなされて、爪跡つけてるなんて
話にならないから。
強くならなきゃ……
キッチンで
ぐっと息を詰めた時、
「かーずくーん」
っ、えええええ；
「翔ちゃん；」
滑りこむようにキッチンに入ってきた翔ちゃんを受け止めると、
まだ少し、熱い身体。
「起きてきちゃって大丈夫なの；？」
「智にぃが、かずくんのゼリーがあるよって。」
「、食べられるの？」
なら、持って行くのに…。
「あー！翔ちゃんゼリー食べるの？」
僕が口を挟む間も無く
翔ちゃんと雅くんは、
冷蔵庫の前でゼリーを選び始めて。。
雅くんは昨日から、食べるの待ってたから。笑
「翔ちゃん桃？じゃあ俺みかん〜〜。
顔洗ってこよっと♪」
桃のゼリーとみかんのゼリーを
雅くんがテーブルに置いて。
翔ちゃんは 「いただきます」と先にゼリーを口に運んだ。
「おいしー」
よかった。
ひとくちのみこんだ翔ちゃんは、
ふとスプーンを持った手をのばして、
ひょい ぱく。
あ…。
雅くんのみかんゼリーをひとくち。
ガタンと、洗面所から雅くんが帰ってくる音がしたら、
自分のゼリーを持って
ローテーブルの方のソファへ移動し(逃げ？)てった。
「？、あれ？俺のゼリー減ってない？
…あ！こらっ；そこの必死でもぐもぐしてる奴；！」
結局雅くんも、ソファの方に行って。
「ひとくちだけじゃん〜；」
「でっかいひとくちだな；
急なくいしんぼ！笑」
「んー；笑」
じゃれるふたりに
「朝から元気だなぁ。」
智さんが関心してて。
「翔ちゃんは熱があるのに；」
「あれだけ食欲もどれば、大丈夫だよ。
風がやむころには、熱も下がりそうだな。」
智さんが見やった窓の外は、台風が強い風だけを残して
空は 青かった。
end...17/2/6
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みひろ(プロフ) - こんにちは！パスなくなってたので雨野家にほっこりさせていただきました☆ありがとうございます(*^^*)和くんの心にみんなの優しさどんどん染みていくといいなぁ♪６も楽しく読ませて頂きます！ (2018年9月18日 8時) (
レス) id: 5e691b7112 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - blueさん» blueさんはじめまして＾＾穏やかな日常が一番ですよねまた息抜きなどにのぞいて頂けると嬉しいです。コメントありがとうございました。(*´ ｀*) (2018年9月11日 1時) (レス) id: f696cd14b5 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - とちぷーさん» ある朝の雨野家の風景。和くんの実況でした。お付き合いありがとうございました＾＾雨野家からは以上です(*^-^*)by２男。笑 (2018年9月11日 1時) (レス) id: f696cd14b5 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - しゅりさん» ここの4男は胃が小さめで、下手したら食事がストレスな行為になってしまいそうだから、2男全力で阻止に回ってる模様です(*´ ｀*)この日常があって、あの日常がありますね^^こちらこそありがとうございました♪ (2018年9月11日 1時) (レス) id: f696cd14b5 (このIDを非表示/違反報告)
碧月(プロフ) - 桃羽さん» 「あ、わかめだらけ…」と一瞬後悔したメニューも最強メニューって言ってもらえた！よかったね和くん。笑 おなかいっぱいの愛情でお互いの心がふくふくに育っていくことでしょう(*´ ｀*)コメントありがとです＾＾ (2018年9月11日 1時) (レス) id: f696cd14b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：碧月
作成日時：2015年12月23日 0時
