ラナンキュラス ▼吉沢亮 (ページ19)

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定例会と幸せのキャパシティページ19

二階堂「で？実際どうなのよ」

コムアイ「どうなのよ！」

居酒屋の個室で、二階堂ふみとコムアイ、という迫力のある美人ふたりに追い詰められている。

『ぬぁ～にがよ』

二階堂「決まってんだろ～？」

コムアイ「昨日も飲んだんでしょ」

『どうって……ねえ？』

このふたりとはそれぞれ1回しか共演はしていない。ただ、波長が合うのでなんだかんだこうして月イチで飲んでいる。飲んで喋るのが目的だから、いっつも同じ居酒屋で。

ただ、最近の話題の中心はめっきり私、そして吉沢亮だった。最初はなんとなく探りを入れる感じだったそれも、今や新聞の一面記事のごとく、乾杯のあとの第一声にのぼる。

コムアイ「ねえ？ってなによ、毎日一緒にいてな～～～んにもないの？」

『何にもないし、そもそも毎日一緒にはいない』

二階堂「昨日も一昨日も一緒じゃんか」

『昨日一昨日に限るなら、だーすーも賢人くんも一緒だった……あ～最近毎日飲み会してる気がする！暇人みたい』

コムアイ「ほんとだね。めずらし～」

二階堂「え、なに。今ドラマも映画も撮ってないの？」

『明日から夏クールのドラマ入る』

上手く話題が逸れたことにホッとしながら、明日から始まる撮影のことを考える。
来月のこの飲み会が怖い。
なんてったって、ゴリゴリの正統派な恋愛モノで、相手役がよりにもよって吉沢亮なんだから。

二階堂「え～マジか、まだ解禁前だよね？」

『うん。明日取材やって解禁って流れだから、ドキドキして待ってるがいいよ』

コムアイ「Aちゃんいつも解禁前のことなんにも教えてくれないよね。ほんっとに偉いとおもう。で、今度は誰と何やんの？」

『こむちゃんはいつも褒めたそばから崩そうとするね～。偉いから教えませ～ん』

二階堂「ヨッ！針谷！日本一！詳しく！」

『ゴマすり雑すぎか』