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＊＊05.朝起きたら ページ5
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Side.you
朝起きたら、樹の部屋で、私がもしもの時のために、作っておいてくれた部屋と、ベッド寝ていた。
リビングに行くと、樹がいて、仕事行く寸前だった。
樹「…気張りすぎたろ」
「ごめん。記憶なくて」
樹「それ、酒飲んだやつの言うことだからな〜？とりあえず、マネージャーさんに、倒れそうな時とか、思い詰めてそうな時は、こっちに送って貰えるように言ってあるよ」
俺は、地元がすげえ好きだけど、Aは好きでは無い。
それは、Aが子役であったことで、"特別扱いだ"という人がいるからだ。
「ありがと、」
樹「後さ、」
「ん？」
樹「お見立て会見たけどさ、」
「え、見たの？」
樹「ん、見た。」
「そっか、」
樹「少なくとも、あの子らは、きっと、敵じゃないと思うよ。」
「…彩でさえ、敵に見えそうで怖いの。でも、そんな私を変えたくて、ここを選んだから」
敢えて、自分の評価がわかりやすい、"アイドル"をきっと選んだんだろう。
自分を超えるために。
「私は、全てを…青春を捨ててでも、自分を変えたい」
樹「…あんまり無理はすんなよ」
「分かってるよ」
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作者名：ゆうあ
| 作成日時：2024年3月18日 23時
