僕が見つけた夢は… (ページ4)

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Side.Juri

部屋でゲームしてたら、普段ならないインターフォン。

見てみると、女の子が女性に担がれていた。

樹「は？誰」

『マネージャーをしてます、』

樹「あー、すいません。エントランスまで行きます」

エントランスで、Aを受け取る。

樹「迷惑かけましたよね。すみません」

『いえ。安静にするよう伝えてください』

樹「え？」

『お見立て会、終わって、ヨロヨロしてて、疲れただけかなって思ってたんですけど、』

淡々とマネージャーさんが続ける。

『メンバーに支えられてたので、もしかしたら、これまでのがドっと出たのかもしれません。Aさん、メンバーも認める、努力家なので』

樹「…ですよね、少し頑張りすぎるところと言いますか、あるので、セーブできるように言います。ありがとうございます」

荷物を受け取り、Aを担いで、部屋に入る。

樹「…何でいつも1人で背負うんだよ」

"仲間"がAには、出来たんだから、甘えるを覚えて欲しいところ。

この仕事を始めたからには、俺が1から全部見れる訳でもない。

心の拠り所を、作って欲しいってほんとに思う。

樹「もう、誰も敵じゃねえよ」

Aが嫌悪感を抱いたこの世界に、再び踏み込むなんて思ってなかったけど。

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