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＊＊11.立ち止まってるより前に進め ページ11
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2回目のお見立て会が行われる。
『ごめんねFingers crossedが評判良くてな。シンクロのセンターをAに頼みたい』
「え…っ」
『できるか？』
「やらせてください！」
また、部屋に籠って練習をした。
樹の家だから、樹に作り置き食べてねとだけ、冷蔵庫のボードに書いた。
いかに、綺麗に本家に寄せて、自分をちゃんとした量で出すか。
「…もう少しこうした方が…」
5期生の姫奈とアルノが、謹慎から戻ってきて。
奈央が濃厚接触者になったため、前回出られず。
そして、桜と瑛紗は学業の都合で、お披露目がまだだった。
そして、初めて絶望の一秒前の披露。
「ふぅ、」
緊張で、手が震えた。
ギュッて温かい手に包まれた。
「え、」
川��「A、昨日言ってくれた」
「え？」
川��「私、途中参加で、受け入れてもらえるか不安なのを察してくれて」
「…」
川��「5期生から、Aは皆と距離あるって聞いてたけど、連絡してくれたの嬉しかったよ」
「桜、」
川��「桜には、私が着いてる」
「…っ」
川��「その言葉、今度は桜がAに返すから。Aには、桜がいる」
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作者名：ゆうあ
| 作成日時：2024年3月18日 23時
