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バス乗るまで、どこに行くのか分からなかったけど、日光に向かってるらしい。
着いて、日光東照宮を周った。
長い階段も登った。
やっぱり体力落ちてるなぁ。
すぐ息が上がるし、みんなより少し後ろをゆっくり歩かないとしんどかった。
5月なのにもう暑いんだなぁ。汗だくだよ。
朱里が、止まってたら彪雅くんが近づいてきて『大丈夫？』って聞かれた。
「大丈夫だよ」以外になんて答えればいいの？
大丈夫って答えたのに、『大丈夫じゃないでしょ？』って。
えっ、そんなに、大丈夫じゃなさそうに見える？笑えてない？心配になって、ニコッてやった。
でも、彪雅くんの心配そうな顔は変わらなくて、
なぜか分からないけど、手を繋がれてみんなのところに連れて行かれた。
何で手を繋いだ？よくわからないね。
お昼ご飯は、お弁当。
今日の朝、作ったやつ。
ママが作り置きを作ってくれてたから、詰めて卵焼きを焼くだけだったから簡単ですぐ終わった。
おいしそうにできたけど、沢山動いちゃったからちょっとぐちゃっとなっちゃったけど、味は変わらないよね。
本当は行動班で食べなきゃいけないんでけど、端っこで1人で食べた。
その後は、お菓子タイムだったけど、ご飯食べたらお腹いっぱいでお菓子食べずにボーっとしてた。
そしたら、美波ちゃんと心奈ちゃんと美咲ちゃんと七菜香ちゃんと愛梨ちゃんが近づいてきた。
何されるか分からなくて怖くて俯いたの。
話しかけられるならまだいいけど、痛いのは嫌だなぁとか思ってたら
『お菓子交換しよう』って笑っていいよって答えたら、
5人から少しずつお菓子をもらって私が持って来てた、個包装になってるクッキーを渡した。
お礼を言って、5人は離れていったけど、あの5人からもらったお菓子なんて食べられないよ。怖すぎる。
だから、食べたふりして鞄の小さいポケットにしまった。
トイレ行くときとか、その場を離れる時は荷物を全部持って行かないといけない。
めんどくさいし重たい。でもしょうがない。何されるか分からないから。
よし！午後も頑張ろう。
集合時間になって、集合場所に行ったら彪雅くんがまた心配そうな顔してた。行動班のところに居なかったから心配だったらしい。探してたんだって。申し訳ない。
午後は、いろは坂を下るんだって。来るときに上ってきたみたいなんだけど寝てたから覚えてない。
もっとくねくねするのかと思ったけど、思ったよりだったなぁ。酔わなくてよかったけど…
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作者名：しゅす | 作成日時：2023年8月26日 12時
