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ガラガラ
仙「お待たせしました。」
廉「あっ。いえ全然。」
仙「朱里ちゃん。こんにちは。」
朱里「ペコ」
仙「廉くんのライブどうだった？」
朱里「れーくん。かっこよかった。」
仙「よかったね。かっこいい、廉くん見れて。先生、羨ましいよ。」
朱里「ふふっ」
仙「じゃあ、今日はお話するね。
まず、廉くんにお話ししてから朱里ちゃんに伝えるね。
どこで、待ってる？」
朱里「れーくんのお膝」
仙「ん。わかった。
じゃあ、廉くんにお話しするね。」
朱里「うん」
仙「まず、前回の受診から何か変わったことはありましたか？」
廉「1回、幻聴が酷い時があって、顔を歪めて、耳を手で強く塞いで、目をギュッと瞑って、泣いちゃった事があって。」
仙「それは大変でしたね。お出掛けしてた時ですか？」
廉「そうです。北海道にいる時に1日OFFがあって。その時ですね。」
仙「幻聴さんは、なんて言ってたか聞きましたか？」
廉「その時は聞かなかったんですけど、先生から電話があった日に聞きました。」
仙「なんて、言ってますか？」
廉「朱里は悪い子だ。とか、俺を取るな。とか、居なくなればいい。と聞こえると言ってました。」
仙「誰の声だったとか、聞いてますか？」
廉「聞いてないです。すいません。」
仙「あっ。全然大丈夫ですよ。
謝ることは無いです。」
廉「ありがとうございます。」
仙「あとで、本人に聞いてみましょうかね。」
廉「はい。お願いします。」
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作者名：しゅす | 作成日時：2023年8月26日 12時
