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無事､北海道公演､終了！
今日は､帰って､朱里と病院に行く｡
詳しい検査結果と､これからの治療内容を相談しに｡
今日の朱里はご機嫌斜めみたい。
愚図りがいつもと比べ物にならないくらいすごい。
一言声をかければ。
廉「朱里？大丈夫？」
朱里「ん。」
こんな具合に、不機嫌で。
こんな日に、病院は行かん方がええんちゃうかな？
って正直思うけど、先生に話聞いたら朱里が不機嫌な理由が分かるかもしれんし、
朱里の病気が悪化したら困るから連れて行こう。
廉「朱里？今日、病院行くよ。」
朱里「いや」
廉「嫌やないよ。大丈夫。今日は検査しないと思うし、ずっと一緒に居れるよ？」
朱里「やぁあ泣」
廉「泣かないよ。大丈夫。ギュッてしよ！」
朱里「コクン」
廉「ヨシヨシ。大丈夫。大丈夫。俺はずっと、朱里と一緒に居るから。」
朱里「コクン」
廉「よし。行こうか。」
朱里「コクン」
病院に向かう途中も機嫌は良くならないけど、
泣いて暴れたり、自傷行為とかしてへんからそっとして病院に車を進めた。
病院に着くと、いつもの診察室ではなく、小さな個室に案内された。
廉「朱里？今日は、お話聞くだけやからね。
お膝の上ずっと居ってええからね。」
朱里「れーくん。」
廉「ん？どうした？」
朱里「朱里の、風邪。悪くなってるんでと？」
廉「っ……えっとね。その事を、今から聞くんよ。」
朱里「うん。」
廉「朱里は、頑張ってるやん？やから、悪くなってないと思うで。
もし悪くなてても、朱里のせいやない。」
朱里「コクンあーと。ニコッ」
廉「朱里？無理して笑わんでええで。
えんえんしたいときは、してええんやからね。」
朱里「うん。」
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作者名：しゅす | 作成日時：2023年8月26日 12時
