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次の日は、3人で北海道の美味しいものを沢山食べに行った。
海鮮丼屋さんに行って、個室に案内してもらって。海鮮丼が来るのをゆっくり待っている時だった。
廉「朱里？どうしたん？」
朱里が顔を歪め、耳を塞いだ。
廉「朱里？朱里―？朱里！」
朱里「うっ…ゔ―、んっ」
廉「朱里？
目、開けて！
見て？今ここには、朱里と俺と海人しかおらんよ。」
朱里「んん…ぃゃぁ…」
廉「朱里？朱里？目開けて！！
大丈夫やから。
朱里の嫌なものはここにはないよ。」
海「廉？
とりあえず、廉が落ち着いて。
深呼吸して。
大丈夫だから。
俺いるから。」
廉「コクン」
朱里「うわぁぁん泣ごめんなさい……ごめんなさい…」
廉「朱里？
大丈夫。
大丈夫やから、目開けてみて。
大丈夫。
廉居るから。
朱里は独りじゃないから。
大丈夫。」
朱里「れー…く、んっ泣」
朱里が泣き始めて、10分くらい経って。
ようやく、目を開けて俺らを確認してくれた。
廉「朱里？
怖かったね。
苦しかったね。
でも、大丈夫。見て。
ここに居るのは朱里に嫌なことする人ちゃうやろ？」
朱里「コクン」
廉「大丈夫。大丈夫。
もう聞こえへん？」
朱里「うん。」
廉「怖かったね。
ごめんね。
なんもできんくて…」
朱里「れーくんは、とばにいちぇくでてでと？
そでだけで、いいのよ？
れーくんがとばに居てくでるだけで朱里はあんちんできる。」
廉「ありがとう。じゃあ、1つだけ。お願い聞いてくれる？」
朱里「なぁに？」
廉「俺にとっても、朱里は傍に居ってくれるだけで安心できる人だから。
これからも、傍に居って。」
朱里「うん！れーくんもね！」
廉「海人。ありがとう。」
海「ん？俺、なんかした？」
廉「ふっ。分かってるくせに。」
海「頼れって言ったでしょ？
廉だけで、抱え込まなくていいんだよ。」
廉「ありがとう。」
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作者名：しゅす | 作成日時：2023年8月26日 12時
