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その日のリハは、思ったより上手くいって、あっと言う間に終わった。
次の日は、OFFだ。
北海道を観光しようと、海人と約束していたが少しゆっくりしようと言う事になった。
朱里は、疲れてしまったらしくホテルに帰ってきてすぐに寝てしまった。
コンコン
海「れんー」
廉「はーい。」
海「大丈夫？」
廉「おん。」
海「色々、持ってきた。」
そういって、コンビニの袋を見せてきた。
廉「ありがとう。」
海「んーん。全然！これくらいさせてよ。廉は頼るの下手くそだから、心配なんだよ。」
廉「ごめん。」
海「ほら、謝らないの。今日は、お話聞くために来たんだから！」
廉「ありがとう。」
海「それでさ、すごい直球で聞いちゃうけど、朱里ちゃんどうしたの？」
廉「朱里ね。
精神病をずっと持ってたんやけど、大きい時の朱里も今の朱里も症状とか教えてくれんくてさ。
俺知らんかったんよね。
朱里がどんなことで苦しんでるのか知らんかった。
朱里はどんなことを乗り越えてきんか、知らんの。
俺、朱里の事何も知らん。
もう、付き合って5年経つのに…」
海「じゃあ、知っていこうよ！
俺が偉そうな事、言えないけど、朱里ちゃんは廉に言ったら廉が離れちゃいそうって思ったんじゃないかな？
病気な自分が廉の負担になるのは嫌だったんじゃないかな？」
廉「俺、どんな朱里でも大好き。どんな朱里でも離れへん！絶対！」
海「そうだと思うよ。だって廉だもん！」
廉「ありがとう。」
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作者名：しゅす | 作成日時：2023年8月26日 12時
