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仙「最近何か気になることはありましたか？」
廉「少し前なんですけど、怖い夢を見たらしくて。」
仙「どんな夢か、わかりますか？」
廉「朱里が幼児化してない夢だったらしくて、
最初はお友達と笑って楽しい夢で。
でも、だんだん独りになって、知らないお兄さんに助けてもらったって言ってました。
そしたら、最初に一緒に笑ってたお友達がグーで殴ってきた。
と教えてくれました。
泣いて起きることは無かったんですけど…ちょっと心配で。」
仙「そうですか。
朱里ちゃんが、大人の頃の記憶が関係しているかもしれません。
本人は覚えている自覚がないかもしれませんが、記憶が残っている可能性はあります。」
廉「何か、対処法と言いますか、できる事ってありますか？」
仙「今のところは、特にないです。
夢をコントロールすることは難しく、記憶を消すことも厳しいです。
ですが、夢を見てしまった後の対応によって朱里ちゃんの気持ちが少し楽になるのではないかと思います。
例えば、傍にいる。必要だと言い続ける。などです。
声掛けをいくらしても、落ち着かない。もっと酷くなって過呼吸になっている。などの症状があれば、頓服を飲ませてあげてください。」
廉「わかりました。」
仙「永瀬さん。
朱里ちゃんが泣き止まなかったり、ずっと気持ちが沈んでたりしても永瀬さんのせいではありませんからね。
今は、異例な状況です。
朱里ちゃんはもちろん。永瀬さんにも心のダメージが大きいはずです。
ですから、決して自分の事を必要以上に責めないでくださいね。
何かありましたら、いつでも来てください。」
廉「ありがとうございます！」
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作者名：しゅす | 作成日時：2023年8月26日 12時
